水野ひかり
ゼミ活動・ビジネスコンテスト
SUJ MEDIA / FICTIONAL INTERVIEW
ゼミの仲間と、企画を外へ届ける
地域の商店を紹介する企画を、仲間と学外へ。調べ、話し合い、発表するまでの時間をたどります。

この記事の人物・活動・実績は架空の設定です。人物画像はAI生成です。
水野ひかりさんがゼミの仲間と取り組んだのは、地域の商店を学生に紹介するイベントの企画。学外のビジネスコンテストへの応募をきっかけに、普段の授業で学んだ考え方を、誰かに伝わる提案へとまとめていきました。思いついた案が、そのまま企画になるわけではありません。相手の話を聞き、条件を確かめ、仲間と何度も言葉を選び直す。その過程をたどります。
※本記事はレイアウトと編集機能の確認用に制作した架空の学生インタビューです。人物、会話、活動は実際の取材記録ではありません。
授業で考えたことを、外で伝えてみたい
ゼミで企画について話していると、面白そうだと思っても、発表のあとに続きを考える時間は意外と少ない。ひかりさんたちは、授業の課題を提出して終わりにせず、学外の人にも説明してみようと話し合いました。そこで選んだのが、ビジネスコンテストへの応募です。受賞を前提にするのではなく、提案を最後まで組み立てるための締切として、本番の日を予定に入れました。
最初に決めたのは、取り組める範囲でした。授業やアルバイトの予定が違うため、毎日全員で集まることは難しい。週に一度はゼミで相談し、それ以外は各自が調べたことを共有する。大きな案を急いでつくるより、自分たちが実際に話を聞ける身近なテーマから始めようと考えました。
地域の商店を、学生の目線で見直す
テーマを探す中で挙がったのが、大学の近くにある商店です。通学路では見かけるのに、学生が店の特徴を知らないことがある。一方で、お店側がどんな来店を望んでいるかも、学生だけで考えていては分かりません。チームは、学生に知っている店や立ち寄るきっかけを尋ね、店舗については公開情報を調べるところから始めました。聞いたことと、自分たちの予想は分けて記録します。
そこから、学生が複数の店を知る小さなイベント案を考えました。にぎやかさだけを目的にせず、普段の営業の負担が増えすぎない形を探します。協力をお願いする前に、参加者の動きや案内の方法を紙に描いてみる。誰が、いつ、何をするのかを書き出すと、曖昧だった部分が少しずつ見えてきました。

付箋を並べ、企画の前提をそろえる
意見が多くなるほど、話している対象がずれることもあります。ひかりさんが進めたのは、気になる点を一つずつ付箋に書き、机の上に並べる方法でした。集客、費用、当日の運営といったまとまりに分けると、魅力を伝える話と、実施条件を確かめる話を整理できます。誰かの案をすぐに採用するより、どの条件なら使えるのかを一緒に考えました。
企画資料には、確認できた内容と、まだ相談が必要な内容を別々に載せます。想定の参加人数や予算も、確定した実績のようには書きません。数字の根拠が弱い場合は、どのように確かめるかまで添えました。資料を一枚ずつ見直す作業は地味ですが、質問されたときにチーム全員が同じ前提で答えられるようになります。
調べる人と、伝える人を固定しすぎない
チームでは、情報を調べる、企画の流れを書く、発表資料を整える、といった作業を分担しました。ただ、担当部分だけを見ていると、企画全体のつながりを説明しにくくなります。途中の打ち合わせでは、一人が別の人の資料を読んで説明する時間もつくりました。説明が止まるところは、読む人にも分かりにくいところかもしれません。
ひかりさんは、発表の流れを整える作業を担当しながら、仲間の調査メモにも目を通しました。表現を短くするときも、調べた内容の意味が変わらないように相談します。得意なことを持ち寄るだけでなく、互いの仕事を理解する。準備を続けるうちに、誰に頼めば進むのか、どこを一緒に考えるべきかが分かってきました。

練習で出た質問を、企画に戻す
発表練習では、スライドを順番に読むだけでなく、聞く側が初めて企画を知るつもりで質問します。なぜこのテーマなのか、どの店にどんな利点があるのか、当日に人が集まらなかったらどうするのか。答えが長くなる質問は、資料の前提が足りていない可能性があります。チームは話し方だけで解決しようとせず、企画そのものに戻って考えました。
本番では、準備していた説明を伝える一方で、想定していなかった運営上の問いも受けました。すべてにその場で答えを出せたわけではありません。確認が必要なことはそう伝え、終わったあとにメモを持ち寄りました。発表できたことに加えて、案を外から見てもらうことで、次に調べるべき点を具体的にできた経験でした。
発表のあとも、学びを手元に残す
コンテストが終わってから、チームは資料を片づける前に振り返りの時間を取りました。質問を受けた箇所、説明しやすかった箇所、準備に時間がかかった作業を分けて整理します。すぐにイベントを実施するという結論を急がず、協力先への相談や費用の確認など、次の検討に必要なことを残しました。
ひかりさんにとって印象に残ったのは、最初の思いつきが、仲間の問いを通して少しずつ具体的になったことです。授業で覚えた言葉を使うだけでは、相手の疑問には届かない。分からないことを認めて調べ、説明をつくり直す。その繰り返しを、次のゼミの課題にも持ち帰ります。小さな提案を最後まで考えた時間が、日々の学びの見方を変えていきました。
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